メニュー

心不全

 心不全とはなんらかの心臓機能障害、すなわち心臓に器質的およびあるいは機能的異常が生じて心ポンプ機能の代償機転が破綻した結果、呼吸困難・倦怠感や浮腫が出現し、それに伴い運動耐容能が低下する臨床症候群と定義されます1。もう少し簡単に言い換えれば、何かしらの原因で心臓のポンプとしての機能が低下し、その結果、症状(息切れ、だるさなど)を認める状態です。その原因となるのが、心臓の構造上の問題であったり、構造ではなく動きの問題である場合、はたまた心臓外の問題であったりするわけです。私達は年齢を重ねることで心臓に限らず、必ず機能は低下していくのですが、どのように上手に付き合っていくかが健康寿命を維持する上で大事な要素と言えます。根本的な治療が必要な場合もあれば、症状を取ることに重点を置くケースもあります。一人一人の状況に併せて考えていく必要があります。

 

 

参考文献

  1. 2021年 JCS/JHFS ガイドライン フォーカスアップデート版 急性・慢性心不全診療

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME